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交通事故にあったら

現代社会では、自動車の運転は地方に行けば行くほど必須となっています。交通事故の件数は近年では減少傾向にありますが、まだまだそれでも少ないとはいいきれません。そして、交通事故にあった方に一番多い症状にむちうち症があります。

その症状は、事故の規模や状況などによって変わってくるので個人差があります。こちらでは、事故発生からの治療の流れの代表的なものをご紹介いたします。

事故発生
事故により外部からの強い衝撃を頭部に受け、揺さぶられたことにより頭部、首、肩、腰等々に痛みが生じます。むちうち症の中のバレ・リュー症状型のように、首や肩等が痛む症状とは違い、頭痛を伴う症状のものもあります。
バレ・リュー症状型の場合、吐き気や頭部の痛みの原因が脳内にあることも考えられるので、病院できちんと精密検査を受ける事が大切です。
警察へ連絡
加害者は、警察への報告が義務づけられています。
けがをしてしまった場合は被害者から届け出ておく事も大切です(人身事故の届け出)。また、早い段階で自動車安全センターから交通事故証明書(自賠責保険請求に必要になります)の交付を受けておきましょう。
相手を確認する
●加害者の住所・氏名・連絡先
●加害車両のナンバー
●加害者の勤務先と雇い主(業務中に従業員が交通事故を起こした時は、雇い主も賠償責任を負う事があります。こうした場合、一般的に運転者より資力のある雇い主に賠償請求を行う為)
記録する
可能であれば、自ら現場の見取り図や交通事故の経過や現場の写真などを残しておきましょう。(示談交渉に有効です。)
受信
病院や接骨院などの医療機関を受診する(接骨院ではレントゲンが撮れないので、必要に応じて専門医等への紹介を行う)。
病院ではレントゲン撮影で、骨、頸椎(首)や脊髄に異常がないかチェックします。状況によりMRIで脳内を確認することも必要です。なぜなら、頸椎ねんざだけでなく、外傷性脳梗塞や脳内出血を引き起こしている場合もあるからです。バレ・リュー症状型の場合、吐き気や頭部の痛みの原因が脳内にあることも考えられます。そういう場合は安静にすることが必要です。

湿布や鎮痛剤では、一時的に痛みを抑えているに過ぎません。痛みの原因を突き止めストレッチやマッサージなどを施してもらう事が重要です。筋肉や関節が本来の機能を果たせるようになるまで治療を続ける事が重要です。安静にする時期が過ぎたら、少しずつ体をごかし筋肉や関節をほぐしていくことも大切です。

一般的に治療にかかる期間は3か月~6ヶ月といわれています。ただし、あくまで目役ですので、完治するまで継続して治療を受けるおとをお勧めします。